オペラ白狐の翻訳・台本・作曲者の平井秀明氏が国際交流基金ロサンゼルス日本文化センター主催で、「日本オペラ」に関する約1時間の英語レクチャーを行いました。演題は、邦訳すると、「日本の民話がオペラ座と出会う」でした。
「白狐」というオペラ台本を天心が書き残しており、それが100年超しでオペラとして完成したことをご紹介したところ、日本文化へ関心が高き、ある程度研究熱心とも思われる聴衆のアメリカ人たちの間に、大きなどよめきが起こり、かなり衝撃的なニュースだったようで、視聴いただいた「月の歌」も絶賛していただいたとのことです。
平井秀明氏は、今回の英語レクチャーを終えて「天心の夢であったアメリカ上演への大きな一歩を踏み出すきっかけになったような感があり、今後の良い展開に期待したい。また、「かぐや姫」に加え、「小野小町」の映画化に取り組んでいるハリウッド映画監督がいるので、紹介したいと申し出た方もいた。小町の生涯はドラマチックで映画にもぴったりだが、すでに映画化されたばかりの天心、そしてオペラという一般に知られざる偉業が、上演可能なオペラ形式になった今、海外での新たな注目が集まることを期待したい。」と感想を述べておられます。
下記、国際交流基金日本文化センターの公式案内です。 http://www.jflalc.org/ac-lecture21.html
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